目まぐるしく変遷し、進化し続けるIT技術。IT業界の第一線で活躍し続けるためには、自分自身も進化を遂げていく必要があります。そのためには、自分のキャリアを棚卸しして自己分析し、今後に必要なスキルを向上させることが重要です。
キャリアの棚卸しは、これまでに経験してきた仕事について振り返り、自分の長所や短所を知るための作業です。どのようなプロジェクトに参加し、どのような役割を果たしてきたのか。また関わったプロジェクトの規模や期間、目的と成果などを書きだしましょう。そのときに、お客様から感謝されたことや上司から評価されたことなども書き添えると、自分の強みが見えてきます。これまでの経験を再確認する作業を通じて、今後は経験をどう生かしたいのかなど、目指す道筋がもみつけやすくなることでしょう。その結果、「現在のインフラエンジニアを続け、インフラ技術を極めたい」「今後はプロジェクトマネージャを目指したい」など、将来の道筋が見えてきます。そして、自分に足りない能力や必要なスキルについても、再認識できるはずです。
自分にとって必要なスキルを見極めたら、そのスキルを伸ばしていきましょう。オススメのスキルアップの方法は、資格を取得することです。独学やスクールに通うなどして、資格取得に必要な知識を身に付けましょう。IT関連の資格は数が多いですから、自分に適した資格を選ぶことがポイントです。また、英語力やコミュニケーション能力など、ITスキル以外の能力を身に付ける必要が出てくるかもしれません。セミナーへの参加や書籍、インターネットなど、予算やライフスタイルに合わせた方法で勉強を続けることが大切です。